2024/04/17 21:22

みなさん、こんにちは。久しぶりのブログです。

今回は突然コラボ商品が発表された新製品・メッシュ素材のサウナハットについてご紹介します。

【開発経緯】
実はハリネズミのスタート直後から
「タオルは肌あたりがいいけど乾きにくくて」
「すぐに乾くメッシュのハットを作って欲しい」
というお声をたくさん頂いておりました。

ハリネズミの中の人はタオルのサウナハットが大好きなので、タオルだけでいいじゃんと思っていたのですが
1日に数件のサウナ施設を巡ったり、雨が続いたりするとタオルのサウナハットだけでは追いつかない状況も経験しました。

メッシュ素材のサウナハットは既に市場に多く販売されており、後発となるハリネズミはどこにこだわって製品化していくべきなのか…
はたまた本当にメッシュのサウナハットを製品化すべきなのか…最初は大きな葛藤がありました。
しかし、多くのお客様に求められている商品であるならチャレンジするべきだと思って開発に取り組むことになりました。

まずは

【形について】
ハリネズミのタオル素材サウナハットは深型と浅型の2種類。
テレビを見たり、コミュニケーションを取りやすい浅型と
しっかりと目深に被って没入感に浸ったり熱いロウリュから顔と呼吸を守ることができる深型
そして何よりもタオルの肌あたりの良さがハリネズミのタオルサウナハットの特徴です。
そこで、メッシュのハットはこの2つに「組み合わせて使える」サウナハットを作ろうと決めました。
すでに持っているハリネズミのタオルサウナハットと組み合わせることで
「さらに快適に・さらに耐熱性を高めることができるデザイン」であることに加えて、
メッシュハット単体でも十分に機能する形を探すことにしました。


深さや大きさをいくつか試作を重ねて出来上がったのが今回の形です。
浅すぎると単体で使った際に熱いロウリュで耳たぶが焼け、
深すぎるとデザイン的に所有欲を満たせない…
なかなか難しい調整でしたが、なんとか両立できたかなと思います。



【メッシュ素材】
メッシュ素材はポリエステル100%ですぐに乾き、厚みと通気性を両立しているので
現在のサウナハットの素材としては主流と言っても過言では無いでしょう。
ハリネズミが採用したメッシュ素材は日本製で抗菌加工済みです。
しかし、素材の特性上、サウナハットにするには難しい点があります。
それは「素材が熱を溜め込んでしまう」こと。
熱いサウナ室内ではハット自体がかなりの熱を帯びてしまします。
ハリネズミはこの一点だけがずっと気になっていて、メッシュ素材を使うことができませんでした。
しかし、速乾性や抗菌加工などデメリットを補って余りあるメリットの多い魅力的な素材。
そこで今回はタオル生地と組み合わせての使用もご提案することで、その部分を補おうと考えたのです。

【タオル・メッシュ・タオルxメッシュ】
新製品はメッシュを2種類組み合わせた「Wメッシュタイプ」とタオルとメッシュを組み合わせた「タオルxメッシュタイプ」の2種類がラインナップされます。Wメッシュタイプはそれ単体で使っても被り心地を損なわない様に、内側には柔らかなメッシュを採用。
外側には厚手のメッシュを使っているので形をしっかりと保ちつつ耐熱性を確保しています。

ここで改めてそれぞれの素材の特徴をまとめてみましょう。

タオル素材
コットン100%のタオル素材は肌あたりが良く、吸水性に優れています。
コットンは中空(真ん中が空洞)になっているので意外に断熱性も高いのですが
汗や水分を吸収することで、水分により熱伝導が高くなってしまうことと
濡れると乾きにくいという弱点があります。


メッシュ素材
ポリエステル100%で水分を吸収しないので速乾性に優れています。
さらに抗菌加工を施すことでニオイのもとになる雑菌の増殖を抑えることも。
反面、素材が熱を溜め込んでしまうのでハットにした場合、ハットそのものが熱くなってしまいます。


今回のサウナハットは既にお手持ちの「タオルサウナハット」の上からかぶると、ちょうど良い大きさになっています。
浅型は裾からチラッとタオルが出るので、サウナハットが直接肌(特にうなじ)に触れることがないので快適です。
深型の場合は耳まで全て隠してしまえるので熱いロウリュから頭部全体を守りつつ、メッシュ素材でさらに耐熱性を上げられます。

そしてタオルとメッシュの良いところを「いいとこどり」したのがタオルxメッシュハット。
内側にタオル素材を、外側に厚手のメッシュ素材を採用することで両方の特性を活かすことができました。

【耐熱性と快適性】
こうして種類が増えたハリネズミのサウナハットですが、耐熱性や快適性の違いをまとめてみましょう。

あくまでも中の人の主観ではありますが

耐熱性
1) タオルハット + Wメッシュハット
2) Wメッシュハット
3) タオルxメッシュハット
4) タオルハット

快適性
1) タオルxメッシュハット
2) タオルハット
3) タオルハット + Wメッシュハット
4) Wメッシュハット

このような感じかなと。
表にまとめてみましたのでご覧ください。


【まとめ】
タオル素材、メッシュ素材、どちらが良いということはなく
それぞれに良いところがあるので使い分けることができるのではないかなと思います。
例えば、サ旅で1日に色々な施設を回る時には速乾性の高いメッシュ素材のハットを。
1つの施設で2〜3時間ゆったりと過ごすのであれば肌あたりの良いタオル素材のハットを。
激アツのロウリュに耐え抜きたい時にはタオル素材のハットとメッシュのハットをWで装備してみたり。
毎回安定したパフォーマンスを期待するならタオルxメッシュのサウナハットを選んでみてはいかがでしょうか?


種類が増えたことで目移りしてしまいますが、既にタオルハットを持っている方は
Wメッシュのハットを買い足してみて頂けると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

それではみなさま、良いサウナを〜!